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やってはいけない自分の短歌の話51~60

051:宙
宇宙食たべながら見る地球って汁気が多くてわりと美味そう

これは普通に宇宙の歌を作りたくなくてこんな形になりました。
そんでもって見上げるじゃなくて見下ろす視点にしました。
ただ、地球は青いのであまり食欲をそそるような内容では無かったですね。
共感を得られないならもっと説得力が出せる形じゃないとダメだったな。

052:あこがれ
あこがれは心の奥地に咲いていた かすかに嫉妬の香りがしてた

これは共感を得たくて作った歌。短歌なんか作っていると非常にうまい人が
うらやましくってしょうがありません。僕はどちらかというと憧れよりも嫉妬が先に来ます。
「あんなおもしろい歌作りやがって。すげぇ羨ましいな。」とか。

053:爪
つめきりに残った爪を持ち帰る 無機質な分少し変態?

ジョジョ好きな人にはわかるかも。吉良吉影ですね。
ただこんな言い回しはしないでしょう。
生々しいものと無機質な感じのものだったらどっちが変態ですか?

054:電車
「ライダー」の意味を調べに本郷と会う旅に出る電車に乗って

これは結構やっつけで作っちゃいました。反省。
普通に電車に乗っている歌にしたくなかったのでこんなになっちゃいました。
今の仮面ライダーが電車に乗っているのでそれを詠みこんでます。
おもちゃを売りたいのは分かるけどもうちょっと本質を思い出そうよ。ということ。
ライダーの必殺技もキックにして欲しいな。そもそもライダーというのは(以下省略)

055:労
片目だけ瞬きをする労力で全て無効にされて7月

女の子の仕草の何が良いか?という問いには非常に困ります。
そのときのシチュエーションこそがそれを決定付けるのです。
好きになる瞬間というものは仕草のみをひとつの変数として決められるのではなく、
その他のいろいろな変数を含む複雑系な問題なのです。
なんてことをもごもご考えてしまって挙動不審になるのです。
聞く人もそんなに気合入った回答はいらないのです。

理屈じゃないってことは世の中にいっぱいあるので
一撃ですべてを無に帰すぐらいの必殺技も存在するのかもしれません。

056:タオル
おしぼりを濡れタオルとは呼ばないし彼女を豚と呼んだりしない

最初はびしょびしょのおしぼりってたまにあるけどあれはなんか気持ちがわるいなぁ、
ということが言いたかったのですが、いつのまにやら脱線して高架から落ちてしまいました。

 


057:空気
体内の圧縮空気を開放しはじけてしまうように笑った

おもいっきり笑うことってなかなかないのです。
どかんと笑いたい。ばーんと笑いたい。

そんな瞬間は結構何かのプレッシャーの中で生まれる、
そう思ってこんな風になりました。ただこれはなんか散文チックだなあ。

058:鐘
あの鐘を鳴らして欲しいと夕暮れの町を見守る巨人が唄う

これは結構気に入っています。
この巨人はいったいなんでしょう?
あの鐘を鳴らすのはあなただと歌っているのは誰でしょう?

059:ひらがな
ひらがなで埋まった世界で掘り返すぼくのふしぎは俺の骨格

ここはなかなか作れませんでした。
「ひらがな」を使ったよい短歌を知っているので僕も気合が入っていたのです。
ただ、ちょっと時間的に余裕がなくなったので無理に作りました。

ひらがなとくればやはり漢字との対比を出したくなるので
アルジャーノン方式でまとめよう。(僕の中では眩暈方式が正式名称)
子供と大人の対比という形で一首にしたてました。
"埋まる"と"骨格"という言葉ももちろんつながるように考えています。

060:キス
スイーツは「甘くない」って誉めるのにキスの甘さで図る疑い

「甘い」って褒めるのは魚介類。(例:このエビ、あま~い)
「甘くない」って褒めるのはスイーツ (例:このケーキ、甘くなくっておいしい)
甘さというのは曖昧な判断基準です。そしていろいろな甘さがあります。
それを読み込みたくてここで使ってみました。

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