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やってはいけない自分の短歌の話71~75

071:鉄
鉄棒に噛み付いたときの感触に似ていたけれど泣いたのは君

このお題のときに思い出したのはハイロウズの歌で
「♪ジャングルジムはいつも鉄の味がする」という歌詞があったこと。
なんかこう、落ちたりぶつかったりして血がでるのをイメージして
やたらと痛いような怖いような子供のときによく味わっていた感覚を思い出しました。
そんなことあったかどうか分からないけどなんとなく憶えている不快な感触。
それを詠み込んだのがこの歌です。

072:リモコン
リモコンで扇風機の向き変えながら引き寄せる長い髪の熱源

人間の周りには熱気が漂っていてそれを感じると触れていなくても
触れているのと同じ気持ちになります。それをおもいながら作りました。

073:像
網膜に逆さに映っているはずの像を逆さにする素直さだ

網膜には逆さまに像が映っています。それを脳が逆さにするのです。
人間がとらえている信号自体は世界そのままではない。
これが不思議だと思うのです。わざわざ正しくなるようにひっくり返す。
人間の仕組み自体がわりと不自然だと思うわけです。

074:英語
英語では言い表せないことだからさんきゅーさんきゅーすげぇさんきゅー

吉田戦車の漫画で「正しくないサンキューの使い方」という4コマがありました。
「ありがとう」と「サンキュー」は同じではない。
特に日本人が日本語として使った場合、別物である。
言語と気持ちの乖離がテーマであるのにすごく不真面目な感じになりました。

075:鳥
鳥よりもグライダーだった一瞬を取り戻すべく逆上がりして

鉄棒のグライダーって技、知ってますか?あれは怖いですよね。
大人になったらできなくなることも多いです。子供のときの感覚を思い出せるなら
もう少し無邪気に笑えるような気がすることもないこともない。
なんて思わずにはいられない。そんなときにできました。

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