やってはいけない自分の短歌の話31~40
031:雪
「雪が降る真夏」ではなく8月は真冬なのですコアラも寒い
つまらないこと言ってます。僕らが夏だと思っているとき南半球は
けの話。
カンガルーも寒い。タスマニアデビルも寒い。
有袋類は手をポケットに入れるのでしょうか?
コアラは下向きにポケットがついているから手を入れられないね。
032:ニュース
感情を動かす余地の無いニュースばかりなんだし狼煙でも良い
「へぇー」というしかリアクションの取れないニュースがいっぱい
テレビなどは即時性のあるメディアですがその必要のないニュース
(Newsでしょ。中国語だと「新聞」と書いてニュースの意味で
新しい必要がないなら狼煙(のろし)でゆっくり伝えてくれという
「○○神社で珍しい祭りが有って子供を恐ろしい仮装で泣かせて近
いる」という内容をどうやって狼煙で伝えるか、伝えてもらうかは
せんが。
033:太陽
太陽が両面グリルで焦がしてる僕らの夏は炭になるだけ
ベタな歌が詠みたくなってこんな感じ。
上には太陽、そして下からアスファルトの照り返し。
何もない夏の思い出。もしくは完全燃焼。
034:配
頑張ってないフリが上手いアナタにはかなり手抜きの配慮をしがち
頑張っているのを知っているけど、今は甘えちゃうもんね
気を使う人が何人か集団にいると、より気を使う人に気を使うこと
います。
035:昭和
新しいカノジョの実家で嗅いだのは昭和で煮しめた時間のぬるさ
昭和というノスタルジーワードにビジュアル以外の感覚をのせて詠
した。
においと味と温度。あと、人の家に行ったときの違和感が出したか
あまりうまくいかなかったな。
036:湯
押すなよと三回唱えて飛び込んだ熱湯はじけて神呼ぶ儀式
笑いの神を呼び込む儀式は荒々しい。
最近、小島よしおのせいで熱湯でないことが分かってしまいました
たけど。
どこかのラジオで聞いたそのときの上島竜平のエピソードが好き。
「なんであの状況を上手く拾えなかったんだろう」と誰よりもへこ
かっこよすぎる(笑)
037:片思い
片思いしているわりにはずいぶんお高いな そしてなんだかイヤらしいよな
なんのことだかわかります? あ・わ・び。
038:穴
あったので入った穴の真上から見下ろされて知る フタも必要
穴があったら入りたいというのは他者の存在を意識してるというこ
その他者が近ければ入った穴を上から見下ろされてしまう。
そういう屁理屈と実感がこもった歌。
039:理想
お互いに空気のような関係が理想気体に近づいている
実際には良いも悪いもないのにポジティブなイメージの言葉があり
理想気体とか高級脂肪酸とか活性酸素とか。そういうのを逆手に取
たくて作った歌です。理想気体だと計算ができる。そういう話です
そして理想気体なんてものは実在しないのです。
040:ボタン
1階のボタンを押さずに乗っていた数十秒も寿命の一部
ボーっとしていて階のボタンを押さずにエレベータに乗ってたこと
あまりにも長くその状態だと電気が消えるんですよ。怖い!
(知らずにそのエレベーターに乗ってきた人もびびる。)
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