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やってはいけない自分の短歌の話96~100

096:模様
重ね着の人の群れが吸う雑音の少ない街はもう秋模様

説明的過ぎますかね?世の中にあるもの全てを布に包んだら世界は静かになるでしょう。

097:話
すべらない話がすべて恋愛にまつわる俺をつづけて三十路

非モテ炸裂。いろいろな話があるでしょうがやっぱりうけるのは非モテエピソードです。
飲み屋で人気者になるのは嬉しいのですがなにかさびしい気分になるのはなんででしょう?

098:ベッド
飛び込んだベッドの底に届かずに沈み続ける11月よ

春眠暁を覚えずといいますが、秋だって眠い。
寒くなり始めの季節は布団の中に沈んでいたい。

099:茶
甘くない紅茶を飲んで推理する緋色の謎はしびれる薬

お題「ピアノ」のときに生まれ変わったらジャズピアニストになりたいとイタイことを
書きましたが、できればジャズピアニストの名探偵になりたいです。
そもそもジャズのCDをわけも分からずに買ってはニヤけているのは御手洗潔という探偵の影響です。
彼はジャズを愛し、事件の謎をやさしさを持って解き明かします。
コーヒーではなくて紅茶を詠み込んでいるのは彼がコーヒーを飲まないからです。
(御手洗潔が好きなコーヒーを止めるエピソードが非常に好きです。)
また、名探偵つながりで元祖名探偵、ホームズシリーズの「緋色の研究」からも
単語をいただいております。(あとホームズがコカイン中毒なのも入れてみました)

100:終
真実を求める旅ならもう少し早めに終われた気がするけれど

実はもうひとつ「終」の歌を作ってあったのですがこっちの方が
題詠100首のおわりにはふさわしいかと思ってこちらにしました。
結論なんて出ていたって続ける旅もあるのです。


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やってはいけない自分の短歌の話91~95

091:命
このままでいいのかいいやいいんだな かけた命がぶらぶらゆれる

♪いいとこ見せたいそのわりにかけた命はすぐ滑る。
そんなもんだし揺れない命は信じられません。

092:ホテル
あの城はお城でなくてホテルなの子供がいけない夢の国なの

子供のときは楽しそうなところだし行ってみたくて仕方がありませんでした。
大人が子供に帰る夢の国にあるのはシンデレラ城だけじゃないよ。

093:祝
自転車で輝く世界を貫いてスタバで明日を祝ってあげる

自転車で出かけるとお酒を飲めません。だから祝い事もアルコール抜きで。
寒い冬の夜でも自転車で駆けつけましょう。コーヒーでも祝ってあげましょう。
冬は意外と楽しいです。

094:社会
この僕が社会を変える可能性考えて書く尻文字クイズ

へんなトラックバックをしてしまった1作。
もう時間がなくてテンパっていたのです。
ふざけたことで世の中を動かしたいという高校生のような願望が込められた、
そして込め損なった歌です。

095:裏
裏庭で咲き誇る花をぼんやりと見てたアロエで潤すお肌

近所のおばさんというのは一般的にトロ箱でアロエを栽培しているものだという
へんな思い込みがあります。そのアロエはぞんざいな扱いなのにどんどん大きくなる。
路地裏の王はアロエなのです。そんなことを思っていたのでいつか登場させようと
思っていたアロエがここに登場しました。
保湿剤を体中に塗りたくる疲れ気味の独身女性をイメージした歌にしたので
ここで登場してもらったアロエはぼんやりしています。

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やってはいけない自分の短歌の話86~90

086:石
大人だが素敵な女性を見るように磁石の不思議にうっとりできる

磁石大好き。おもしろい。くっつくし。砂鉄も取れるよ。ぃやっほう!

087:テープ
ビートルでカセットテープを再生し世界を救う老婆の話

20世紀少年的な何かの物語。最初は「ラジカセで~」だったのですが
普通すぎるしちょっと変えてみました。

088:暗
反射する光のかけらも見つからぬ暗闇の中でほどける意識

「モノが見えている」というのはモノにあたっている反射光が目に入るということ。
そんな微弱な光さえ届かない闇で感じるのはなんでしょう?というのが言いたかった。

089:こころ
モテモテのこころがけとはみたらしのように甘くは無いみたいです

「心」でなくて「こころ」だというのが甘すぎる表現で作りにくいなぁ、と思ったので
もっといろいろタラタラかけて甘々な感じにしてみました。

090:質問
その声は良い質問が多いから雑音の中で探しやすいよ

良い質問ができる人は頭のいい人です。そんな人と話すのは楽しい。
そんな人と出会いたい。どこにいるのかね?聞き耳を立てれば見つかるかしら?
なんていう発想で作りました。

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やってはいけない自分の短歌の話81~85

081:露
コーヒーの香りの露のまだ朝の光の庭のマグのかけらの

朝、居間に下りると中庭にまだ温かいコーヒーが滴る割れたマグカップが落ちている。
なにがあったのでしょう?

083:筒
別々の筒を咥えているけれど特別感は交じり合ってる

あのおっきいグラスにストローが2本ささっているジュース。
良く考えるとお互いが飲んでいるものが混ざるわけではありませんがなんだか特別。
まだ間接キスのほうがライトな気がします。何故でしょう?

084:退屈
退屈ですることが無くすることのした後にくる虚無感がある

そして母親に見つかる(またか!)

085:きざし
きざしだと間違えていた明るさはビルに阻まれ届いていない

なんか陽射しがあたたかく、世界が希望に満ちているような錯覚を起こすときがあります。
ただそれはそのときの気分で、自分でいろいろなことに立ち向かわねば
何も得られないのです。という自戒を込めてみました。

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やってはいけない自分の短歌の話76~80

076:まぶた
星空を順路に沿ってプロットしまぶたに地図を広げる夜明け

普段短歌には使われそうも無い言葉を入れたかったのでこんなのができました。
「まぶたの裏にうつる」的表現ですがそれとは違って見えるように気を
使ったつもりです。でもわりとよくある感じになっちゃったな。

077:写真
見たままに写らないから写真にはプロが居ること気づける笑顔

最近、デジカメを持ち歩くのですが広角の単焦点レンズなので
自分が思ったような絵にならないことがよくあります。
どれだけ月がきれいに見えていてもデジカメで撮ると光のシミにしか見えない。
写真というのは難しいものだなと思いながら作りました。
このテーマをなんども短歌にしようと試みているのですが未だにうまくいきません。

078:経
時を経て残したものが多くなり名前を変えず生きていけない

ブログとかミクシィとかで日記を書くと生きてきたことのログが残っていきます。
これは面白いことだと思うのですが、あとでこの証拠を消してしまうことは難しいです。
Googleにキャッシュされたりして自分の書いたものだけ消しても誰かがコピーして
残していたりするのです。こんな僕の短歌でさえ、僕の良く知らないところで引用されたりします。
それはなんだか嬉しいことの気もしますが、僕が何年後かに消したいと思っても消せないのです。
何かしでかしてリセットしたいと思ってもなかなかそうもいかないゼっていう感覚を詠んでます。

079:塔
訳も無く登った塔で確認をしたから今も迷ってしまう

うろ覚えマップは自分の位置を曖昧にします。
たまには何も考えずに突き進んだほうが目的地につけたりして。
振り返るなアムロ!(突然ガンダム)という感じの歌。

080:富士
富士山が見えるぐらいの澄みかたで満たされていたカルピスの日々

これは空気の透明度を考えていてできたものです。
透明度といえばカルピス。霞がかかった記憶。はっきり見えた富士。
誰と遊んでたんだっけあの頃は?友達の家のカルピスが濃くて驚いたな。
みたいな連想。

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やってはいけない自分の短歌の話71~75

071:鉄
鉄棒に噛み付いたときの感触に似ていたけれど泣いたのは君

このお題のときに思い出したのはハイロウズの歌で
「♪ジャングルジムはいつも鉄の味がする」という歌詞があったこと。
なんかこう、落ちたりぶつかったりして血がでるのをイメージして
やたらと痛いような怖いような子供のときによく味わっていた感覚を思い出しました。
そんなことあったかどうか分からないけどなんとなく憶えている不快な感触。
それを詠み込んだのがこの歌です。

072:リモコン
リモコンで扇風機の向き変えながら引き寄せる長い髪の熱源

人間の周りには熱気が漂っていてそれを感じると触れていなくても
触れているのと同じ気持ちになります。それをおもいながら作りました。

073:像
網膜に逆さに映っているはずの像を逆さにする素直さだ

網膜には逆さまに像が映っています。それを脳が逆さにするのです。
人間がとらえている信号自体は世界そのままではない。
これが不思議だと思うのです。わざわざ正しくなるようにひっくり返す。
人間の仕組み自体がわりと不自然だと思うわけです。

074:英語
英語では言い表せないことだからさんきゅーさんきゅーすげぇさんきゅー

吉田戦車の漫画で「正しくないサンキューの使い方」という4コマがありました。
「ありがとう」と「サンキュー」は同じではない。
特に日本人が日本語として使った場合、別物である。
言語と気持ちの乖離がテーマであるのにすごく不真面目な感じになりました。

075:鳥
鳥よりもグライダーだった一瞬を取り戻すべく逆上がりして

鉄棒のグライダーって技、知ってますか?あれは怖いですよね。
大人になったらできなくなることも多いです。子供のときの感覚を思い出せるなら
もう少し無邪気に笑えるような気がすることもないこともない。
なんて思わずにはいられない。そんなときにできました。

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やってはいけない自分の短歌の話61~70

061:論
ハリウッド映画のような結論を出して会議が沈んでいった

結論が決まっているのにやる会議ってやつはいったい何なんでしょう?
という怒りを込めて詠った歌。
ここではハリウッド映画を悪い意味の表現で使っていますが実は
ああいう感じの分かりやすいのはキライではありません。

062:乾杯
乾杯でぶつかるグラスの振動の赤紫にもう酔ってるの

結構やけっぱちで作った歌です。
僕の友達に他の酒ならいくら飲んでも大丈夫なのにワインだけにはからきし弱いという男がいます。
なんとなくそんなことを思い出して作って見た歌。

063:浜
砂浜と海の境を測りつつそれが秋でも二人は無敵

今振り返るとチープだったなぁ。
波打ち際で波と戯れる様を読み込もうという試みなのですが後半がなぁ。

064:ピアノ
打楽器の性能見せてガンマンはピアノでロマンを救ったのです

JAZZのCDを結構たくさん持っていますがタイトルも奏者も覚えられません。
でも生まれ変わるならJAZZピアニストになれるといいなと思っています。
現世ではリコーダーすらまともに吹けないのであきらめました。楽譜も読めません。
JAZZだとピアノは打楽器のようにリズム担当のときがあるような気がするのでこんな歌になりました。
早弾き早撃ちのガンマン。かっちょいい。

065:大阪
つっこみが足りない気がする今だから世界各地につくる大阪

北京に一人旅をしたときに北京の田舎でまっピンクの服を着た大阪弁のおばさんを発見しました。
彼女達がいるところが大阪。悪い部分だけでなく良い部分も輸出して欲しい。
そんな願いが場違いに込められています。

世の中つっこみが足りないせいでおかしなことがまかり通るのです。

066:切
あまりにも空っぽだからあなたには切断面が見せられません

自分の発言の中身のなさに酷く凹むときがありますがそんなときは
非常に情けない気分になります。
空っぽが露呈しないように僕は切り口は見せないように生きようと思っているのです。

067:夕立
夕立を全て避けては帰れない 溶けて流れる魔法を見てる

真心ブラザーズの「サマームード」という歌を聴きながら作った歌。
「サマーヌード」じゃないですよ。
夏の夕暮れ、暑さが溶かされるような夕立を雨宿りしながら眺めているという歌です。

068:杉
街路樹の木漏れ日縫って杉並のカラスが唄う おぉしゃんぜりぜ

このお題は難しかった。だって植物の杉の場合は「スギ」とカタカナで表記されることが
多いので漢字で使うというのは難しいのです。名前とか地名になってしまいます。
カラスにとって東京は住みやすい街だろうなと前から思っていたので
それと組み合わせて苦しい一首にしました。

069:卒業
卒業を写真判定されぬよう隠してたんだ 未練じゃないよ

卒業はするものか?されるものか?そのあいまいな部分を歌にしてみたかったけど
あまり巧くいってないような気がする。60以降は非常に苦し紛れの歌がつづいているな。

070:神
神様に祈ったりする気休めに罪悪感をわりと感じる

何かを祈るということは宗教を信じる信じないは別として悪いことではないと思う。l
ただ、神に祈る場合は自分の自分勝手さを恥じながら祈りたい。
「わりと」でいいから。

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苦しい苦しい後半の30首。100まで振り返ったらもう一度チャレンジします。

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やってはいけない自分の短歌の話51~60

051:宙
宇宙食たべながら見る地球って汁気が多くてわりと美味そう

これは普通に宇宙の歌を作りたくなくてこんな形になりました。
そんでもって見上げるじゃなくて見下ろす視点にしました。
ただ、地球は青いのであまり食欲をそそるような内容では無かったですね。
共感を得られないならもっと説得力が出せる形じゃないとダメだったな。

052:あこがれ
あこがれは心の奥地に咲いていた かすかに嫉妬の香りがしてた

これは共感を得たくて作った歌。短歌なんか作っていると非常にうまい人が
うらやましくってしょうがありません。僕はどちらかというと憧れよりも嫉妬が先に来ます。
「あんなおもしろい歌作りやがって。すげぇ羨ましいな。」とか。

053:爪
つめきりに残った爪を持ち帰る 無機質な分少し変態?

ジョジョ好きな人にはわかるかも。吉良吉影ですね。
ただこんな言い回しはしないでしょう。
生々しいものと無機質な感じのものだったらどっちが変態ですか?

054:電車
「ライダー」の意味を調べに本郷と会う旅に出る電車に乗って

これは結構やっつけで作っちゃいました。反省。
普通に電車に乗っている歌にしたくなかったのでこんなになっちゃいました。
今の仮面ライダーが電車に乗っているのでそれを詠みこんでます。
おもちゃを売りたいのは分かるけどもうちょっと本質を思い出そうよ。ということ。
ライダーの必殺技もキックにして欲しいな。そもそもライダーというのは(以下省略)

055:労
片目だけ瞬きをする労力で全て無効にされて7月

女の子の仕草の何が良いか?という問いには非常に困ります。
そのときのシチュエーションこそがそれを決定付けるのです。
好きになる瞬間というものは仕草のみをひとつの変数として決められるのではなく、
その他のいろいろな変数を含む複雑系な問題なのです。
なんてことをもごもご考えてしまって挙動不審になるのです。
聞く人もそんなに気合入った回答はいらないのです。

理屈じゃないってことは世の中にいっぱいあるので
一撃ですべてを無に帰すぐらいの必殺技も存在するのかもしれません。

056:タオル
おしぼりを濡れタオルとは呼ばないし彼女を豚と呼んだりしない

最初はびしょびしょのおしぼりってたまにあるけどあれはなんか気持ちがわるいなぁ、
ということが言いたかったのですが、いつのまにやら脱線して高架から落ちてしまいました。

 


057:空気
体内の圧縮空気を開放しはじけてしまうように笑った

おもいっきり笑うことってなかなかないのです。
どかんと笑いたい。ばーんと笑いたい。

そんな瞬間は結構何かのプレッシャーの中で生まれる、
そう思ってこんな風になりました。ただこれはなんか散文チックだなあ。

058:鐘
あの鐘を鳴らして欲しいと夕暮れの町を見守る巨人が唄う

これは結構気に入っています。
この巨人はいったいなんでしょう?
あの鐘を鳴らすのはあなただと歌っているのは誰でしょう?

059:ひらがな
ひらがなで埋まった世界で掘り返すぼくのふしぎは俺の骨格

ここはなかなか作れませんでした。
「ひらがな」を使ったよい短歌を知っているので僕も気合が入っていたのです。
ただ、ちょっと時間的に余裕がなくなったので無理に作りました。

ひらがなとくればやはり漢字との対比を出したくなるので
アルジャーノン方式でまとめよう。(僕の中では眩暈方式が正式名称)
子供と大人の対比という形で一首にしたてました。
"埋まる"と"骨格"という言葉ももちろんつながるように考えています。

060:キス
スイーツは「甘くない」って誉めるのにキスの甘さで図る疑い

「甘い」って褒めるのは魚介類。(例:このエビ、あま~い)
「甘くない」って褒めるのはスイーツ (例:このケーキ、甘くなくっておいしい)
甘さというのは曖昧な判断基準です。そしていろいろな甘さがあります。
それを読み込みたくてここで使ってみました。

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ついった

つぶやいてます

inachouです。

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やってはいけない自分の短歌の話41~50

041:障
恋愛の支障をきたす恐れから外せずにいるメガネが曇る

メガネ男子の人気が上がってきたのはいつからだろう?
結構需要があるそうだ。気になる部分はメガネ"男子

"の男子の部分だ。多分これ
は華奢でかわいい若い男性という意味が含まれているのではないか?そうに決
まっている。
メガネをかけている僕に人気がないのはそのせいではないか?そうに決まっている。


042:海
熊耳は北海道で犬ぞりの暴走族をやってた噂

北海道には徒歩の暴走族もどきがいるらしい。
そこから膨らませたお話。熊耳と書いて"くまがみ"と読みます。人の苗字ですよ。


043:ためいき
ためいきの温度を測る妖怪が身構えているコピー機の裏

妖怪というのは実害がないのが特徴のひとつです。
現代に妖怪がいたらどんなかな?という歌です。
妖怪「ためいきはかり」でしょうか。
せっかくお題が有るのにそれと全く関係ないテーマで短歌を作っているのがわか
ると思います。

044:寺
午前2時 寺門ジモンの薀蓄を聞き流すような馬乗りでした

深夜のテレビショッピングをイメージして寺門ジモンの薀蓄、ロデオボーイ。
そしてテレビのこちら側では・・・・・・。


045:トマト
あの夏は彼女が貸してくれた夏 トマトの国のサラダ姫です

正直、「トマトの国のサラダ姫」という単語を使いたかっただけです。
ファミコンのゲームですね。これを知らないと彼女が"貸してくれた"が分からな
いかもしれません。この歌を作っていたとき頭のなかでユニコーンの「自転車泥
棒」が流れていました。


046:階段
金曜の階段室で泣いていた美人の嗚咽が賛美歌のよう

これは実話ベースで作りました。階段室は声が響くから他で泣いたほうが良い
よ。(つめたい!)
泣く姿を人に見せないというファイトスタイルは素敵だと思います
僕も見習って死ぬときは群れからひっそりと離れ、誰の目にもつかないところで
死にます。


047:没
こんなにも没頭しすぎて右腕がちぎれているのに気づかずにいる

そして親に見られる。


048:毛糸
あやまちは毛糸で編んだTシャツでニュージーランドを語るかのよ

南半球の話その2。全くもって意味のない歌です。うまくいかないお題のときは
心が南半球に行ってしまう癖があるようです。自分の安易な現実逃避っぷりに嫌
気がさすと同時にハワイ等の南の島に逃げていないところが好感もてます。(逃
げる場所の問題か!)


049:約
この俺の約半分がやさしさで出来ているせいですごく悲しい

いまさら「半分がやさしさでできている」というのをネタにしているのは僕ぐら
いでしょうか?でも良く使ってしまいます。未だにこんなことを言っているこの
不器用さを温かい目で見守って欲しいです。


050:仮面
ヒビ入りのガラスの仮面であろうとも演じてみせる正座のままで

このお題で「ガラスの仮面」を使っている人がいなかったので使ってみました。
浮気がばれても男性には嘘をつきとおして欲しいなどと良く聞きますが本当なんです
かね?
ガラスの仮面→ガラス→割れる。ガラスの仮面→演技。これを組み合わせた歌です。

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やってはいけない自分の短歌の話31~40

031:雪
「雪が降る真夏」ではなく8月は真冬なのですコアラも寒い

つまらないこと言ってます。僕らが夏だと思っているとき南半球は

冬だというだ
けの話。
カンガルーも寒い。タスマニアデビルも寒い。
有袋類は手をポケットに入れるのでしょうか?
コアラは下向きにポケットがついているから手を入れられないね。


032:ニュース
感情を動かす余地の無いニュースばかりなんだし狼煙でも良い

「へぇー」というしかリアクションの取れないニュースがいっぱい有ります。
テレビなどは即時性のあるメディアですがその必要のないニュースもいっぱい。
(Newsでしょ。中国語だと「新聞」と書いてニュースの意味です。)
新しい必要がないなら狼煙(のろし)でゆっくり伝えてくれという歌です。
「○○神社で珍しい祭りが有って子供を恐ろしい仮装で泣かせて近所の爺が喜んで
いる」という内容をどうやって狼煙で伝えるか、伝えてもらうかは良く分かりま
せんが。


033:太陽
太陽が両面グリルで焦がしてる僕らの夏は炭になるだけ

ベタな歌が詠みたくなってこんな感じ。
上には太陽、そして下からアスファルトの照り返し。
何もない夏の思い出。もしくは完全燃焼。


034:配
頑張ってないフリが上手いアナタにはかなり手抜きの配慮をしがち

頑張っているのを知っているけど、今は甘えちゃうもんね。という歌。
気を使う人が何人か集団にいると、より気を使う人に気を使うことを任せてしま
います。


035:昭和
新しいカノジョの実家で嗅いだのは昭和で煮しめた時間のぬるさ

昭和というノスタルジーワードにビジュアル以外の感覚をのせて詠み込む実験で
した。
においと味と温度。あと、人の家に行ったときの違和感が出したかった。
あまりうまくいかなかったな。


036:湯
押すなよと三回唱えて飛び込んだ熱湯はじけて神呼ぶ儀式

笑いの神を呼び込む儀式は荒々しい。
最近、小島よしおのせいで熱湯でないことが分かってしまいましたね。分かって
たけど。
どこかのラジオで聞いたそのときの上島竜平のエピソードが好き。
「なんであの状況を上手く拾えなかったんだろう」と誰よりもへこんでいたとか。
かっこよすぎる(笑)


037:片思い
片思いしているわりにはずいぶんお高いな そしてなんだかイヤらしいよな

なんのことだかわかります? あ・わ・び。


038:穴
あったので入った穴の真上から見下ろされて知る フタも必要

穴があったら入りたいというのは他者の存在を意識してるということですよね。
その他者が近ければ入った穴を上から見下ろされてしまう。
そういう屁理屈と実感がこもった歌。


039:理想
お互いに空気のような関係が理想気体に近づいている

実際には良いも悪いもないのにポジティブなイメージの言葉があります。
理想気体とか高級脂肪酸とか活性酸素とか。そういうのを逆手に取った歌を作り
たくて作った歌です。理想気体だと計算ができる。そういう話です
そして理想気体なんてものは実在しないのです。


040:ボタン
1階のボタンを押さずに乗っていた数十秒も寿命の一部

ボーっとしていて階のボタンを押さずにエレベータに乗ってたこと有りますか?
あまりにも長くその状態だと電気が消えるんですよ。怖い!
(知らずにそのエレベーターに乗ってきた人もびびる。)

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やってはいけない自分の短歌の話21~30

021:競
競輪や競艇などがはらんでる匙加減とかふとよぎる恋

最近、競輪のCMにカッコいいものが多くてなんか好印象ですが、参加者皆が勝ちたいと思っているという前提にお金をかけるというところに、これらのギャンブルの違和感を感じます。
何の勝負に対しても熱くなれない僕を基準に考えるから問題があるわけですが。

022:記号
その人はトーン記号の書き順を間違ったまま大人になった

書き順というのは字を美しく書くためのお約束だと思っています。
が、知らなくてもいい事っていっぱい有るよなと思うわけです。
ト音記号は一筆書きだから本当は書き順もくそもないわけですが・・・・・・

023:誰
さっきから誰なんですかこの僕のお墓に花をいけてる人は

「僕」がどんな状態なのか分かりません。ちょっとキレ気味なのも気になります。

024:バランス
バランスを保ったまんまで歌おうぜ下は見るなよ下は見るなよ

何のことかと思うかも知れませんが、僕も分かりません。
カイジの一本橋のゲームをイメージして作った気がします。

025:化
じいさんが激しく酸素と化合した結果が妙に無機物だった

生物と無生物の間の歌です。例の新書を知る前に作りました。
僕は「死んだら終わりだ」といつも思うのですが、生きていることの素晴らしさを説こうとかそんなつもりはさらさらなくて、"物"になってしまうことの恐怖の歌なのです。

026:地図
迷っても楽しい地図もあるのです「ここを曲がる」と書いた君の字

女性に地図を描いてもらうのはリスキーなことが多いです。
それを楽しめるのであればその地図を持って出かけましょう。

027:給
空中で給油している飛行機が頭によぎるほど素敵だわ

どんな様子なのかわかっている人には分かる歌です。

028:カーテン
カーテンを閉めきっていて忘れてた洗濯物のような溜息

「溜息」と入る歌も結構作ってしまいます。
洗濯物を干しっぱなしにして忘れてしまうことが多いです。
がっかり感が出ていれば良いです。

029:国
俺国の法律ですから速やかにここの婚姻届にはんを

くるしまぎれに作った歌。ひどい。

030:いたずら
いたずらのつもりではずしたネジだけど返せないので義足に使う

実は一番気に入っている歌。なんだか開いてはいけないトラウマBOXに入っているお話のよう。
電気グルーヴの「ポマト」という歌のフレーズ、「♪ふざけたつもりが殺傷事件」が下敷きにあります。

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やってはいけない自分の短歌の話11~20

011:すきま
好きだけどもうしてはダメひっそりとすきまに舌を差し込むあそび

すきまが有ったら入りたい。そんな動物的本能からひねりました。
次の「赤」もあわせて作ったのです。そんな気分だったのかもしれ

ません。
女性にささやくように朗読していただきたい。(何言ってるんだ)


012:赤
肉だから赤を選んだだけだけど毒薬のように似合ってしまう

そんなお洒落なシチュエーションにあったこと有りません。
知っているのは肉は赤、魚は白のワインを合わせることぐらい。
(あと、ある女優は血の代わりにワインが流れているということ)


013:スポーツ
スポーツは皆がルールを守るから見てる分には好きなんですが

スポーツ観戦をあまりしません。スポーツをするのが楽しいのは分かる気がします。
そういう気持ちをちょっとひねった歌。するのと見るのを逆にしてみました。
スポーツのルールというやつはだいたい合理的にできていると思うので従うこと
にそんなに違和感を感じません。僕が嫌いなのは社会のルールです。(ウソです。)

014:温
元カノが戻った実家の庭先にぬるい温泉湧けばいいのに

男性の場合、一般的には元カノが幸せであることを祈るそうです。
まあ、僕も不幸だと切ない気持ちになりますが、めちゃめちゃ幸せだといわれて
も微妙です。
「そこそこいいことありますように」とか「その人次第で上手くいくチャンスが
あるといいのに」ぐらいの歌です。心が狭いな、俺。


015:一緒
あんなにも一緒にいたから結び目が複数あって驚いている

自分でも上手くできたなと思う感じの歌です。漢字からのインスピレーションで
すね。


016:吹
ビル風に吹かれ羽ばたく様にして風化していくぬくもりでした

西新宿の高層ビルの間を歩いているときに作った歌です。
夕方で、なんとなく寂しい感じにすがすがしい天気でした。
強い風に吹かれているのがわりと好きです。


017:玉ねぎ
玉ねぎを大事に焦がす情熱のように愛せず赦してカリー

駄洒落です。オヤジが言いそう。


018:酸
光さえ届かない底に落ちてゆく酸素の味を思い出しつつ

「沈んでいく」というイメージの歌を良く作ってしまいます。
実は、酸素水が手元にあったから作った歌です。


019:男
怪人になるとしたならカワイイしカピバラ男がいいです いー!

ふざけてました。ふざけ方も足りないヒドイ歌です。反省。


020:メトロ
メトロとか気取って呼べば今僕が何処にいるのか分からなくなる

ここまで自分の歌を振り返って思うのはお洒落なものに対する怨念がこもってい
るということ。地下鉄のような僕らの乗り物を「メトロ」とか気どって呼んで欲
しくないという間違った愛情が読み取れます。メトロがついていいのはメトロン
星人だけ。


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やってはいけない自分の短歌の話1~10

001:始
どきどきと開始の合図が鳴っている 隣の人に聞こえるくらい

始めはやはりわくわくどきどきするベタな感情を入れたいと思ったのです。
開始のベルが鳴っているんだけど、それは自分の中だけ。そういう歌にしたかった。

もう既に開始のベルが鳴っている となりのあなたに聞こえるくらい(稲荷辺長太)
乙女チックに改変してみました。
どうとでもなるってことは完成度が低いって事だし、ベタ過ぎるからインパクトも無いなぁ。

002:晴
晴「ねむい朝でもちゃんと起きて行く会社探しにさあ行こ」雨読

晴耕雨読がベースにあって、そんな生活をしたいなぁというのが僕の本音。
普通のサラリーマンはなかなか休めないから、会社を辞めてしまいたいような気もする。
でも、辞めてしまったが最後、働きマンに再度変身できないのではないか?
そんな恐怖感もある。いや、確実にそうなっちゃうな。
仕事を探しに行かなきゃいけないけど行かない。
晴れたらハローワークに行くんだと思いながら、雨が降っているというだけで仕事を探しに行かない。
ワークにハローしない。そんな風になる気持ちを想像して、予期して(?)、予知して(?)作った歌なのです。

003:屋根
屋根がない車に乗ってるおじさんが可哀想ねとパペットで言う

この雨の多い日本でオープンカーに乗っている奴はいけすかねぇなという、
羨望と妬みと、それをストレートに言うと悲しいのでパペットに代弁させるという卑怯感溢れる一首。

004:限
もうちゃんと飲み屋で話せるネタとして分別したし思い出さない

『限』が入ってない!
推敲しているうちにお題の単語がなくなったパターン。
間違って投稿しちゃったよ。

限界を超えたあたりで見るという未来の僕が悲しそうだぜ

スピードの向こう側の歌。死しか待ってない。

005:しあわせ
しあわせのしかえしのためかくしもつえがおをみせるしゅんかんの事故

切り札を切る瞬間が一番油断する。そういう自分の教訓を歌にしました。

006:使
「現実は甘いものではないのだ」が使用頻度の高いウソだす

一番初めに躓いたお題。どうとでもなるようなお題に戸惑って
結局語尾でごまかすパターン。
現実なんてちょろいよ。と嘯ける自分になりたい。

007:スプーン
スプーンでテコテコたたきカチカチのアイスでリズムとる風呂あがり

ハーゲンダッツを食べる様子。嬉しい。
ただそれだけが言いたかった。

008:種
かしこさの種はどこかにないですかジョンか僕かが食べたいのです

かしこさの種って本当にどこかに売ってませんかね。
怒られたジョン(犬)と僕。けなげな僕は賢くなろうと心に決めるのです。
ジョンと一緒にいるために。

009:週末
週末を七日前から待っている作業服なら乾いてるのに

なんだか好評な歌。「仕事に行きたくねぇ」歌です。
週末を七日前から待っているって事は明日からのウィークデイのことなんかちっとも考えていないってことです。

010:握
ぎこちない握り方なら自然だし不自然な笑みの理由にはなる

ある行為の歌。慣れてても変な動作もあります。

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